今日のこの良き日が祭日とは知らず
孫たちは風でもひいたのかなと勘違いしてしまいました。
そんなことなら「海外出身者が見た天皇の存在」というタイトルの
今日の新聞の一部を読み聞かせようとその二人の記事を読む。
一人はケントギルバート氏
昭和50年9月に昭和天皇、皇后両陛下が
初めてアメリカを公式訪問された時のことが紹介されていて
戦後30年経ってもアメリカ国民は天皇の戦争責任を問い
厳しい世論の中での訪問にフォード大統領夫妻主催の晩さん会で昭和天皇は
「米国訪問がかなった時にはこのことを伝えたいと思っていました。
不幸な戦争の直後、貴国がわが国の再建の為に温かい好意と援助の手をさし延べられたことに
感謝の言葉を申し述べることでありました。この貴国民の寛容と善意とは日本国民の間に永く語り継がれていくものと信じます」と。
記事のよると占領期の約6年間で日本がアメリカから受けた経済援助の総額は
約18億ドル(約6480億円)に上りこの援助がなければ日本の復興は考えられなかったと。その恩をいつまでも忘れることなく感謝の意を述べられた天皇にアメリカ国民はいたく感動し
天皇の訪米に否定的だったマスコミ報道も好意的に変わり、ニューヨークタイムスは
「30年前の仇敵、勝者と敗者は今日政治、経済上のパートナーになった」と評したと。
この内容を読み終え、二人のお父さんはアメリカ人であり
二人が生まれているのもこんなことの出来事もあって今があるんだよと。
するとはーちゃんは
「どこかの国もこれと同じことを言ってくれたら解決するのにね」と。
(はーちゃんは国名を言いましたが例えで書きました。)
もう一人は「石 平」氏です。なるほどと思える素晴らしい内容です。
また次の機会に書かせていただきます。