
オーナーの回復は目覚ましく
一年も経つと体は8割回復
物忘れと字を書くのが
苦手になるくらいの障害が残りましたが、
ほぼ以前と同じ状況になりました。
河南町の土地を購入して
5年が過ぎ、土地購入のための借金を
完済する日が来ました。
その時に信用金庫様から
「いつ家を建てられますか?」とさらに
建物の融資継続の提案をされました。
建物を建てるという発想を
全く持っていなかったので
其の日から休みにはあらゆる住宅展示場を見て回り
実際に地盤調査などもしたり、
設計図を書いてもらったりしたものの
何かピンとくるものもなく
放置していたのですが
土地の所有者であったワールド牧場さん(貝原建設)が
同じ区画にあるカナダ住宅の建売を買わないかとの
勧誘があり、設計の参考にしたいとの思いから
カナダ住宅を見学してみたのです。
想像とははるかに超えた設計に真似てみたいと
私の中でお店のデザインへのアイディアが湧いてきました。
ところがオーナーは
この家を買いたいと言い出したいのです。
お金はないのに、しかも私もオーナーも
住宅ローンなど組める年齢ではありません。
オーナーは私の長男(当時24歳)なら
住宅ローンの審査が通るのではないかと
言うのでいきなりその方向で手続きをしてみました。
その結果購入が出来たのです。
すでに購入した土地は駐車場にすることに変更。
お店をオープンするまでの3年前の出来事です。
今日はここまでにします。
この頃、気づいたことは
「想像もしていないことは何気ない日常から生まれる」
ということを感じました。