御主人への不満を笑いながら話されるH様
その笑い顔はお母さんの教育にあるようです。
何人か忘れましたけど大人数の子供の末っ子として生まれたH様は
物心つく頃からお母さんにいつも言われていた言葉があって
そのことを語られるときも大きな声で笑いながら堂々と話されるのです。
「お前は貧乏な家に生まれてきて、その上、兄弟で一番最後に生まれてきたから
最後の最後のカスのようなもの、だから美人でもなければ体も小さい上に
頭も悪い、そんなお前が生きていくにはとにかくいつも笑っていなさい
人が何と言おうといつも笑顔でいさえすれば悪い事なんか吹っ飛んでいくし
笑っていさえすれば人は寄ってくるから」と言われて育ったそうです。
その話を運転しながら聞いていた私は感動の涙であふれ道路脇に一時停車。
まさにH様の周りにはたくさんの人が集まり、悩みを打ち明け
用事がなくても立ち寄ったりと人が集まる場所になっていますが
人知れず、いつも努力し、美味しい家庭料理も作り、
常に学ぼうとされているのを垣間見て、美しいお姿だなあと刺激を受けています。
人生の悩み相談の本や占い、コメンターの話以上に
その笑顔がもたらす周囲への効果は絶大だと思います。
私も今日はたくさん笑って仕事が出来たかな?
家族にも買い物中のレジでも心からの笑顔で接していたかなと振り返る毎日です。