このサイトについて

・兼業主婦が毎日の出来事をつづるブログです。

・申し訳ございませんが、記事へのコメントは受け付けておりませんので、ご意見・ご感想はメールでお願い致します。

・メールアドレス
garden(at)kitchen-heart.jp
お手数ですが(at)を@に置き換えてください

・ブログランキングに参加しています 人気blogランキング

2005-10-01

ぐずはうす(Goods house)の由来と意味

Goods House(ぐずはうす)とは?

「愚図こそGoodsになれる」ことを信じて 子育てをしてきました。
何でも速くする事が良い事で、遅くする事は悪いかのように愚図扱いされています。
なぜなんでしょうか?
ゆっくりするには理由があるはずです。
「愚図な子でもいいから、ゆっくりでいいのよ」と私自身が焦らないように
1990年 ぐずはうすという私だけのブランド を作りました。

Goods House(ぐずはうす)の由来

 ホームページを見られた方から、「愚図がグッズになれる」と思ったきっかけは何か?
と質問が届きましたのでお答えいたします。

 17年前に知り合いの紹介で料理教室のお手伝いをしていました。
単なる料理教室ではなく知的障害を持つ子供たちの自立を助けるための料理教室です。
1ヶ月に2日だけの教室でしたが正直言って、
前日になると行きたくないと感じるほど大変な仕事でした。
子供たちの自立を助けるための料理教室なので長時間を要するのです。
保護者同伴で1品を子供たちだけで作るのですが、
よほどのことがない限り手伝ってはいけないのです。
1日目は1品だけメニューを決めて材料に何が必要かを考えて発表していくのですが、
ものすごく時間がかかるのです。
食材の名前が出てこないときにわかりやすいヒントを出してやっと次の段階に進めます。
それからはもっと大変です。今度は買い物です。
子供たちが買うものを決めてお金をもらい近くの市場に買い物に行きます。
スーパーはかごに入れるだけなので、専門店で会話をしながら買わなければなりません。
その様子を遠くから見て困っているときに手伝うのですが、
なるべく自分の力で買い物ができるようにギリギリまで見ていなければなりません。
お肉を買いに行っているのにお菓子に気を取られ何を買いに行ったのかわからなくなったり、
お店の人に声をかけられず立ったままだったり、本当に大変なのです。
1日目はこんなふうにして終わります。

2日目はいよいよ料理に入ります。
洗う、切る、炒める、盛付けする、これだけの焼きそば作りに1時間以上かかってしまいます。
みんなで食べるのもすごく時間がかかってしまい
4時から始まった料理作りと食事が終わるのは8時過ぎです。このお手伝いを1年間しました。
 感想を一言で表すことは出来ませんが、
「私のためにこの子達がいてくれている」につきると思いました。
本当に悲しいことですが、
人間は他人よりも少しでも恵まれていることで幸せを感じてしまうことがあります。
正直言って料理教室から家に帰ると自分の子供と比較して
「普通」であることに感謝している自分がいました。
しかし、回数を重ねるごとにそのことがかえって心苦しくなりました。
もしかしたら、この子たちのほうが、幸せかも知れないと思えるようになったのです。
ご家族の方々からは、お叱りを受けるかもしれませんが、
お母さん方の子供さんへの接し方を見てはっとしたのがきっかけでした。
料理中はいろいろなことが起こるのですが、ちょっとしたことで喧嘩がおこり、
料理に熱中できなくなり中断してしまいました。
別室で様子を見ておられたお母さん方が、
子供さんに近づき手を握り、さすりながら、気持ちが治まるまで会話をされるのです。
その姿は怒るのでもなく、機嫌をとっているのでもなく、
だ優しく見守っておられるのです。
私はその時に何故かわかりませんが涙が止めどなく流れてしまいました。
しばらくするとみんな元通りに料理を始めたのですが、
その時に初めて、気づいたことがありました。

「どんなに時間がかかっても,子供にやろうとする意思が以上待てるんだ」と。

振り返ってみると靴を履く時も、エプロンをする時も、手洗いをする時も、
料理をする時も、時間はかかっているけど、
誰も投げ出さず自分で成し遂げていることに気づきました。
私は、お手伝いに行っていたけど私のほうが、教えられていたのです。
家では子供に早く早くと知らず知らずに言っているけど、
そのことが正しいのかを問わざるを得ませんでした。
ちょうどその頃、デパートのワンボックスコーナーに、
自分の手作りの子供服や袋物を置いて販売していたので
自分のブランド名を考えているときに「愚図=goods」からgoodshouseが生まれました

親しくなったお母さんがふと、漏らされた言葉が今でも忘れられません。

         「この子を産んでよかった」って!
   
私は、1年間短い間でしたが、貴重な時間を過ごしました。
私みたいな経験だけで障害者の方々のお気持ちは一生わかりません。
また、ご家族の方々のご苦労もお気持ちもわかりません。
ただ、言える事は「私のために生きていてくれている」今でも、
あの子達に出会ってよかったと心から感謝しています。

Trackback

No Trackbacks

Track from Your Website

http://kitchen-heart.jp/lifestyle/trackback/tb.php?id=1254
(言及リンクのないトラックバックは無視されます)